ずいき – 芋茎
- life
- 2018.08.31
- nisshi No.000655
下処理を乗り越えた先に待つサクサク祭。
夏が終わりに差し掛かるころ産直に並ぶ、太くて長い茎の食材、ずいき。
その正体はサトイモの茎にあたる部分ですね。
旬は初夏〜夏でシーズンが短く、一ヶ月くらいで姿を消します。
酢につけると鮮やかな紫色に変化し、繊維質でサクサクの食感がとても心地いいです。
食べ方としては甘酢漬けや煮物がメジャーですが、ごま油等で炒め物にしてもいい感じ。
そしてコストパフォーマンス、3,40cmのものが5、6本まとまって100円くらいで売ってるのでお買い得です。
唯一、欠点があるとすれば、おおよそその姿から想像つくように下処理が結構めんどくさいこと…。
皮むき
外側の硬い皮をせっせと手で剥いていきます。
さけるチーズのごとくスルスルとむけるので、慣れてくるとテンポよく進みます。
アク抜き
酢を入れた水に半日ほど漬けます。
20cmほどに切ったずいきを大きめのボウルに詰めて放置。
ただし、中身はスポンジのごとく空洞が多いため、そのままだと全然沈みません。
ずいきの上に落し蓋などを敷き、水を張った小鍋などを上に載せて重しをしておきます。
軽く茹でる
沸騰したお湯に少量酢を入れ、1〜2分茹でます。
以上で完了、おつかれさまでした。
下処理後は、タッパーに水を入れて浸しておくと1週間ちょっとは持つので、後は煮るなり焼くなりと。比較的長期保存できるので、もう一品欲しい時にさっとおひたしにしたり、余った肉と炒めたりと重宝します。
個人的に「ずいき」と「ほおずき」がたまにごっちゃになってどっちがどっちだったかわからなくなる時があるのですが、それはまあどうでもいいお話。